- コラム
体温の低下は免疫力の低下??
こんにちは
尾張旭市の接骨院わが家です。
最近はすごく寒くなりましたね。
この季節になると気温が下がり体温の維持が難しくなり、免疫力も低下しやすい と言われます。
なのでそのお話を今回はしていきます。
【1】気温の低下
気温が下がると体は 熱を奪われやすくなる。
特に首・手首・足首・お腹などは冷えの影響を受けやすい。
▶︎ その結果
- 末梢血管が収縮する
- 体表の温度が下がりやすい
- 筋肉がこわばる
【2】体温維持にエネルギーを大量消費
体はコア温(深部体温)を守るために、以下の反応を起こします。
- ふるえ(筋肉で熱産生)
- 交感神経が働き血管を収縮させて熱を逃さない
- 基礎代謝を上げるためにエネルギー消費量が増加
▶︎ ここで問題が発生
体温維持にエネルギーを回すため、
免疫細胞へ回すエネルギーが減りやすくなる。
【3】その結果、免疫力が弱りやすくなる
体温が1℃下がると免疫力は約30%低下すると言われています。(一般的な目安)
● 低体温で起こること
- 白血球(特に好中球・マクロファージ)の働きが鈍る
- NK細胞の活性低下
- 抗体産生力が落ちる
- 自律神経がアンバランスになりやすい
▶︎ =ウイルス・細菌に対して反応が遅くなる
つまり、
「寒い → 体温維持に体力を使う → 免疫機能の仕事量が減る」
という流れが免疫低下の本質的なメカニズム。
なので身体を冷やさないように気を付けてほしいです。
次回は対処法についてお話します。
